はじめに


布おもちゃの良いところ

安心  肌触りが好く、心が安らぐ。

お気に入りのタオルやガーゼを手放せない子っていますよね。布の手触りは心が安らぎ、また布製のものは愛着が湧きやすいのです。

清潔  洗うことができ、清潔に保つことができる。

何でも口にいれて確かめようとする乳児期。洗えるおもちゃは安心です。

長持ち ほつれたりしても、補修がしやすい。

プラスチックなどのおもちゃは、欠けたり壊れたらおしましですが、布おもちゃは針と糸で直して使い続けることができます。物を大切にする心も育てたいですね。

○特に保育の現場で使うおもちゃでは、以上の点はとても重要な要素だと考えます。

手作りの良いところ

「ゆっこせんせい」のおもちゃのこと

「ゆっこせんせい」は保育経験12年、二児の母でもあります。園児や我が子の成長や夢中になって遊ぶ姿を見続けてきました。

だからこそ、

おもちゃをデザインする時も、それを使う子どもの姿を第一に考えます。
(大人が見て、ただカワイイだけのおもちゃや、おベンキョウに役立ちそうなものは作りません)
子どもが、その発達段階において、きっと夢中になるであろうおもちゃや、あったら、もっともっと遊びが盛り上がるおもちゃなど、作っていきたいと思っています。

デザインは、基本的にはシンプルなものを心掛けています。
おもちゃは遊びのきっかけであり、遊びを助けるものなので、子どもの想像力の妨げになるような、過度の装飾やキャラクターは必要ないと考えています。
また、シンプルなものは、丈夫で洗濯にも耐え、補修もしやすいものです。

小さい子どもの使うものは、安全性に配慮し、ボンドなどは使用せず、糸で縫いつけて作っています。(だから、洗濯もOKです。)
小さな部品も取れないよう、留め方に工夫をしています。

保育環境としての「布」

布にこだわる理由は、「布には、ぬくもり・暖かみがある」=「布の多い部屋は、暖かみがあり、落ち着く」というところにあります。

保育園児は一日の大半を保育園で過ごします。集団生活が長いからこそ、少しでも落ち着く・ほっとできる環境を整えてあげたいのです。

特に乳児の場合、保育室で過ごす時間がとても長いことを考え、家庭的な環境を用意することが大切だと思います。
カーテン・カーペット・クッション・そして「布おもちゃ」に囲まれて、情緒の安定をはかりたいものです

☆素敵な「手作り布おもちゃ」が、たくさんの子どもたちの手元に届くよう、願っています。